2月3日の節分を過ぎるといよいよ立春です。
楽しい春の訪れですが、古人は季節が変わる時に災いが起きると考え、邪気を払うようになったと言われます。映画「鎌倉ものがたり」のように「人ならず者」の幽霊や魔物、鬼が、現世に同居して不条理なことの原因にしていた時代でもあります。魔界の扉が空く日が、季節の変わり目の節分ということです。
「立春大吉」は玄関の右に「鎮防火燭」は左に貼って進入を防ぎました。他にも「柊の葉」や「めざし」を飾ったり、炒り大豆、豆腐、餅といったものを食べたりしました。現代で言えば、魔物はインフルやノロウィルスかもしれません。一番気温の低い寒を過ぎた時に風邪をひきやすいということですね。滋養をしっかりつけて元気に過ごしましょう。
立春大吉豆腐
立春には、邪気を払う大豆と白色で「豆腐」を食べると良いとされています。勿論、白で無ければならないので醤油を掛けて食べるのは、NGです。そこで塩豆腐の提案です。
塩豆腐のカプレーゼ
材 料
木綿豆腐
トマト
生ハム
オリーブの実
好みでハーブ
オリーブオイル
塩少々
使ったのはコレ!
春限定 至高のもめん350g 180円
作り方
- 一口大にカットした木綿豆腐に少量の塩をふりかけキッチンペーパーで包んで重石をして冷蔵庫で一晩置く。
- 程よい大きさにカットしたトマトに生ハムをのせ、飾りつけエクストラバージンのオリーブオイルでどうぞ。
- 更に白ワインで邪気払いが相性良し。
バリエーションとして塩を塩麹にして太白胡麻油を掛けて日本酒でも。
2月9日は初午(はつうま)。いなり寿司を食べよう
初午の日に稲荷詣でをすることから、稲荷社の使いの狐の好物の油揚げ寿司(いなり寿司)を食べようという策略的習慣?
無病息災を祈願して食べよう。
おうちでいなり寿司を作ってみよう!
材 料
稲荷用油揚げ
しょう油
砂糖
酒(味醂)…適量
使ったのはコレ!
国産おいなりさん10枚入 200円
作り方
- 油揚げは、半分に切って指で広げておきます。
- お湯を沸かして揚げをひと煮立ちさせ油きりします。これを笊にあけて湯切りします。この時に強く押して水を切らずに含んだままでよい。
- 鍋に移して、調味料を加えてひと煮立ちさせ冷まして味を馴染ませる。
- 酢めしをつめて、形を整えて完成。出来て1時間ほど置いて、ごはんに味が染みた頃が食べごろ。